心待ちにしていた本が発売になりました。
『わたしの東京風景』鈴木伸子 著 福田紀子 絵
今年の春のはじめころ、ふくちゃんと高橋くんと
3人で近くの公園へ行きました。
ふたりは絵を描くっていうので私は見学しよ〜
とおもって、お花見だし、お茶とかお菓子とか
もって行きました。
お茶をいれたり、ふたりの写真も撮ったりしようと
おもっていたのだけれど、
ふくちゃんが描くのをみていたら、
どんどん目が離せなくなってひきこまれた。
絵の具をだいたんにぬりつけたかと思うと、
上から色鉛筆で描いて、筆で水をばしゃーっと
のばす。
力強くぎゅっぎゅっと描きつけるときもあれば、
クレヨンを持ってる手に骨がなくなっちゃったんじゃないかとおもうくらいに
ぐにゃんぐにゃんな手つきで線を描く。
完成なのかな〜って思っていたら、上から全部ぬりつぶしたり。
ずーっとじーっとみていたら、まわりの音もあまりきこえなくなってきて、
何度か心がふるえて涙がでそうになったその感じを、数ヶ月たった今も覚えています。
私は音楽からもらうものがとても多く、ライブへよく出かけます。
いろんな感情がわきあがってきて、ぐっときて、泣きそうになる。
ふくちゃんが描いてるのをみたときはその感覚にとてもよく似ていて、
絵をみてそんな感覚になったのははじめてのことだったので、衝撃でした。
このこと、いつか書きたいな〜っておもっていたので、書けてよかったな。
『わたしの東京風景』には、福田紀子さん(ふくちゃん)の絵、
47点も載っています。ぜひです!
福田紀子さんホームページ→ http://goronote.com/index.html
時々更新されるメモのページをみるのは、わたしのたのしみのひとつです。