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靴と足のコラム

靴作りをする中で【うずら】が感じた靴のことや、足のことなど、
靴屋の視点から眺めた文章を掲載しております。

ファーストシューズ

うずらでは、ファーストシューズを作っています。
我々が最初に作った靴で、いまもちょくちょくご注文をいただきます。
 
最近気がついたのですが、
やはり、初めて歩く時に履いている靴というのは、
とても重要なのではないかと、、、。(遅い)

足を守るという実質的な意味はもちろんとして、
これから大きくなって、行動範囲も広くなっていって、
おとなになったら、親元もはなれたりして、外国にもいくかもしれないし、
そんな第一歩目なんだという意味もありますし、
実際歩かなくても、精神的にどんどん今までにない領域にふみだしていく
その第一歩もファーストシューズというものの意味の中にふくまれている気がします

通常赤ちゃんが歩き始めるのは1歳半くらいです。
靴を送る時、この子はこれからどうにでもなんにでもなれるんだなーとおもって
関係ないのに少しどきどきします。

これからどこにあるいていくにしても、うずらの作った初めての靴が
思い出にのこってくれたりすればいいなー。

2007年4月月26日(木)

木型

2004年からうずらが始動し いままでに約80人の方の木型を製作してきました。
 
足にあわせた木型を削ることは やればやるほど奥が深く難しさもあります。
その人の足の肉付き、骨の太さ、靴を履いた時の感じかた 
それはみなさんひとりひとり違うため それをどう木型に反映させていくか、
とても簡単に解決できる問題ではありません。
数値だけでは解決できそうにない問題もたくさんあるように感じます。

たくさんのお客さまに御意見や要望をいただきながら
4年目をむかえ 少しずつ見えてきたことがあります。
うずらに靴を注文に来てくれるお客さまはみなさん本当にあたたかい方たちばかりで
ここまで諦めずに木型を削り続けて来れたのもお客さまのおかげです。
本当にありがとうございます。

これからさらに経験と追求を重ね よりよい木型、靴を作れるようがんばっていきます。 
今後もお客さまに幸せを感じていただける靴づくりを目指していきたいと思います。

2007年4月月19日(木)

靴が足にあわないのは・・・

『売っている靴が足にあわないんです。わたしの足って変なんですかねえ?』
と話してくださるお客さまがたくさんいます。
人の足は 顔と同じくらいひとりひとり違います。だから売っている靴が
あわないのはあたりまえ、それが普通だと思います。
洋服だったら 丈をつめたりして対応が可能なときもありますが
靴は木型が存在するので なかなか対応が難しく みなさん無理をして
足にキズをつくりなが履いていたりしますよね。
わたしたちは なるべくみなさんがきもちよく靴を履けるよう手助けを
できればと思って日々靴を作っています。
お客さまとゆっくりじっくり話しあいながら 作っていきますので
自分の足は変だから恥ずかしい なんて思わずにいつでも相談してください。
わたしたちにできることは したいと思っています。

2007年1月月20日(土)